気象庁は30日、浅間山について、「火口から500mを超える範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなった」として、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

浅間山の噴火警戒レベルが1になるのは、2015年6月11日以来、約3年ぶりのことです。

浅間山の噴火警戒レベル

変更前

2火口周辺規制

火口から2km圏内の立ち入り規制

変更後

1活火山であることに留意

火口から500m圏内の立ち入り規制

気象庁は22日、草津白根山にある白根山(湯釜付近)で火山活動が高まっているとして、同火山の噴火警戒レベルを1から2へ引き上げました。

これを受けて、地元草津町では、白根山湯釜火口からおおむね500mとしていた立ち入り規制の範囲を1kmに拡大しました。

また、この影響で国道292号志賀草津高原ルートは、殺生ゲートから万座三差路までの8.5km区間が終日通行止めとなります。

草津白根山 白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベル

変更前

1活火山であることに留意

火口から500m圏内の立ち入り規制

変更後

2火口周辺規制

火口から1km圏内の立ち入り規制

気象庁は1月23日に発生した草津白根山の噴火を受け、従来は一体的に扱われていた白根山(湯釜付近)ともと白根山にそれぞれ噴火警戒レベルを設定し、3月16日から運用を始めました。

これにより、現在の噴火警戒レベルは、本白根山で2(火口周辺規制)、白根山(湯釜付近)で1(活火山であることに留意)になります。

噴火警戒レベル

本白根山

2火口周辺規制

想定火口域中心から1km圏内は立ち入りが規制されます

白根山(湯釜付近)

1活火山であることに留意

火口から500m圏内は立ち入りが規制されます

気象庁は本白根山もとしらねさん鏡池付近で23日午前9時59分に噴火が発生したもようだと伝え、草津白根山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から段階的に3(入山規制)に引き上げました。

噴火のもよう(ユーチューブより)

草津白根山の噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)に引き下げられたのを受け、草津町は15日午前8時から、火口周辺の立ち入り規制を1km圏内から500m圏内に緩和することを決めました。